ほんとうにおいしい
牛肉を届けたい。

言葉より味でつたえたい。

五人の生産者と「情熱牛」

鹿児島県北西部、阿久根市を中心とした、
野崎満浩、柳田実義、八重尾均、
石澤豊樹、山崎英二の五人の侍と、
薩摩の久保が苦楽を共にした深い絆で
育て上げた「情熱牛」。
なんと言っても、最大の特徴はその風味。
口の中に含んだその瞬間、
今までの牛肉に対しての概念が
大きく変わります。
とろけるようなその食感、
肉の甘み、食べ終えた後にまで残るその余韻。
これこそが和牛の美味さだと
感じさせてくれる牛肉です。

一頭買いでいっさいの無駄なく

薩摩の久保は、ていねいに愛情をこめて
育てた鹿児島産黒毛和牛
「情熱牛」を一頭買い。
だから、市販のような均一のお肉は
お届けできません。
大切に育てた牛の枝肉や、内臓まで
一切の無駄なく全ての部位を大切にお届けします。
命への感謝と農業と暮らしの持続性にこだわり
化学調味料、添加物も使わず、
生産から流通、納品までを徹底管理。
だからこそ生まれる味と価格には
自信を持っています。

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牛の匠物語

牛の匠物語 その2 薩摩の久保」で働くということ。

精肉の加工・販売、焼肉レストラン運営、スタッフの教育から管理まで、あらゆる業務をこなし、大山社長の右腕となり「薩摩の久保」を支える縁の下の力持ち的存在、阪本学。

社長とは21歳の時からの修行先が一緒だった縁で、時にはぶつかりながらも同志として、多くの苦難を乗り越えてきた仲です。彼が考える「薩摩の久保」における仕事の哲学を紹介します。

薩摩の久保
取締役営業部長 阪本 学


●あまりのレベルの高さに驚いた入社当時

食肉業界で長年経験を積んだ私が「薩摩の久保」に来た時のことは、今もはっきり覚えています。

「これは、えらいところに来てしまった!」

というのが、初めての印象でした。今まで自分がやってきたこととは、あまりにもレベルが違いすぎました。肉処理に対する技術のレベルはさることながら、生産者とも深い信頼関係で繋がっている。商売のことも、ただ肉を売って利益を出しさえすればそれでいい、ではないんです。奥深いんです。

大山社長は長年築いてきた確固たる仕事の哲学を持っている。「お前がやってきたことをいっぺんゼロにしないと、俺についてこられへんぞ」。その言葉に身震いする思いでした。

それでも30歳まで積み上げてきたキャリアがプライドとしてあるわけです。最初は反発もしました。私は頑固なので、壁にも何度もぶつかって社長とは喧嘩もしました。

入社して3~4年は辛い思いもしました。けれど関係者と時間をともにするうちに「ああそうか、自分が変わらないと成長はないな。ここでもう一回ゼロから教えてもらおう」という気持ちになったんです。色々なことを近くで見させてもらっていたら、言われる言葉に重みがあって、説得力もあることがわかってきました。「なるほど、そこまでのことを言ってたんや」と。最初は言葉だけでは理解しているつもりでも、本当の意味を理解していなかったと気づくようになりました。

変わらなければ成長はない。人の話を良く聞いて気持ちを感じられる人間になろう。35歳くらいまでには、そういう気持ちを確立し、さらに一歩進めて、自分の道を極めていくことが大切だと思うようになりました。

肉の匠の高度な技術

●嘘偽りのない薩摩の久の信念を次代に繋ぎたい

自分を変えるには、ギリギリの年齢での転職でした。社長には、肉のこと以外にも生きるために大切な考え、姿勢をことごとく教えてもらいました。家族や他人に対する気持ちもそうですし、生き方もそうですし、自分の全てが変わった感じです。

あるとき、大山社長は私をご家族の墓参りに連れて行ってくれました。そして「今、自分があるのは先祖のお陰なのだから、自分がより良くなっていくことで、先祖への感謝の念を表さなければならない。だからお前も俺も、もっと良くならないとあかん。感謝の気持ちを忘れるな」と言われました。

また、社長も私も鹿児島に行って、農家さんとできるだけ多くの話し合いの場を持っています。農家さんも薩摩の久保のことを心から信頼していただいています。ここまで農家さんとともに取り組んでいるお店は少ないと思うんです。いざとなったら「こっちの方が安く買える」と、簡単に寝返ってしまうというようなことは絶対ありません。大山社長は「あかんときは、農家さんと共倒れしてもいい」そういう考えなんです。

大山社長は抱いてきた肉の商いの理想を、店舗の建て替えで実現しました。そして、このフィールドを次世代に継承したいと考えています。

私としては19年間、社長に育ててもらった恩義もあるし、薩摩の久保が大好きなので大山社長と二人で継承していきたいです。

私は社長のイエスマンになる気は毛頭ありません。喧嘩も真剣にやります。ぶつかりあって自分が納得すれば、また大山社長のことが好きになっています。社長とは年齢も近いし21歳のころからお互いを見ています。社長は兄貴分のような気持ちで僕を守らなあかん、こいつをより良くしてやりたいと思っています。自分は「社長とともに勉強しながらいっしょに追求し頑張っていきたい」という気持ちです。

今、薩摩の久保でやってきたこと、よそとは全く違うことを、多くの人に見て知って欲しいと心から思っています。嘘偽りのない、正真正銘作り上げたこの薩摩の久保を、何があっても継承していきたいと思っています。

(談)

肉の匠の高度な技術

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